今日は3回目のリハビリと医師の診察の日。
先週土曜日に映画を観て終了後立ち上がった途端に右尻痛になりびっこを引きながら帰宅しました。その後日が経つにつれて痛みは薄くなってきました。
また毎日その関連痛からか腰痛(骨盤の際の下側)だったのですが今朝は軽い痛みに留まっていますが、体全体(全関節)は硬直した感じです。
もうジジイですね。
筋膜張筋が硬くなっている
担当の理学療法士(PT)に先週土曜日の話をしたところ
・まず歩行チェック
数メートルを2往復。
PT:無言(やはり先週のリハビリ時より良くないのだろう)
・仰向けにさせて右脚を胸の方へ屈曲させます。さらに脚を外旋させながらの屈曲。
それが終わると
・右脚を持って膝下を何度も内旋させます。この時も力は抜いて内旋させる時だけ自力で内旋させます。これを何度も繰り返しますが、私は右脚に関して力を抜くことが下手で自分では脱力していてもどこか力が入っているのです。
・右脚を伸ばした状態で何度も内転させます。
PT:筋膜張筋が張っています。これは歩く時は骨盤が外に流れるのですが股関節の可動域に制限がある場合、その動きが大きくなり筋膜張筋が張ってくるのです。
Tao:つまり歩けば歩くほど(大腿)筋膜張筋が張るということですね。
PT:そうです。ですから以前話した筋膜張筋のストレッチが必要になるのです。
tao:色々調べたらあのストレッチは筋膜張筋の筋トレになっているのでは?
PT:あの動きは筋膜張筋を収縮させたあと緩める動きなのです。ですから(この状態では)腸脛靱帯も緊張していると思いますよ。
tao:筋膜張筋が緊張するということは中臀筋がうまく働いていないということですか。
PT:そういう場合もありますが、今は筋膜張筋と小臀筋を緩めることが重要です。話したストレッチをやっていますか?(下記のイラストのようなフォームで対象の脚を少し後方へ真っ直ぐ伸ばしつま先を下に向けながら上げていき、ストンと脱力させる。これを繰り返す。)

tao: ……. 。(PTの話した筋膜張筋の緩め方は筋トレにしか思えなかったのであまりやっていなかったのです。小臀筋もこんな動きで本当に小臀筋が緩くなるのか疑問だったので寝る前に時々やっていただけ。そんなことはPTに言えませんでした。)
(そして、私がいろいろなPTやセラピストのいい動画があってもっと股関節の動きを良くしなければ、と言うと)
PT:私を信じてください。
(ごもっともです。)
tao:骨盤の際の下あたりが腰痛になるのはなぜなのでしょうか。
PT:長時間椅子に座っているとき座骨が寝ていると腰痛になります。椅子の下にタオルを敷いて坐骨を立てると腰痛になりにくくなります。
tao:坐骨が立っているということは骨盤が立っていることで坐骨が寝ているというのは骨盤が後傾しているということですね。
PT:そうです。お尻にはいろいろな神経が通っているので坐骨が寝ているとその神経に刺激が入るのです。
自分の体を通して筋膜張筋と小臀筋の位置関係を確認して本日のリハビリは終了。
次回はまた1週間後となりました。
医師との面談
リハビリの期間中、月1回は医師との面談が必要ということでリハビリの後に面談することに。
内容はリハビリの調子はどうか、ということとだけ。
私が「2歩進んで1歩後退」「あとは骨盤の矯正と硬い筋肉のほぐし方を教わって自宅でもできるようにしていく」というと「一歩進んだんだ。」と回答。
私の股関節のレントゲンとMRIを再度ざっと見ながら私の症状を思い出したように
「う〜ん、ちょっと寛骨臼と大腿骨骨頭の隙間が狭いね。右の骨盤に骨嚢胞があるので手術の場合、骨盤が壊れる可能性もあるな。」
と前回では言わなかったことを宣っていました。
私は心の中で「手術?」どの手術?股関節唇縫合手術なのか、人工股関節のことなのか。不明です。さらに骨嚢胞に関しては前回聞いていたので自分で調べてみたらこの骨嚢胞に水が溜まっている状態は骨盤の骨を強化するためのもので決して壊れることはないという記事を読んでいたのでスルーしました。
この先生はPRP(再生治療)推奨の方なので「手術しても」と思っているのかな。よくわかりません。
それにしてもこの先生、無神経なやつだな。よく言えばさっぱりしているのですが。(患者から見ると)整形外科にありがちな他人の痛みに対して鈍感。非常に混む整形外科クリニックなので事務的に淡々と話して終了。時間にして3分ほど。
終わりに
・私の場合股関節唇損傷と腰痛はセットになっているようで早く股関節が正常に動けるようにしないと骨盤がその代償動作として妙な動きをしてしまうのでいつまでも腰痛が続きそうです。PT曰く「キャット&カウ」(=キャット&ドッグ)が効果的だそうです。これはジムでバードドッグとともに念入りにやっています。
・炎天下のなかクリニックの帰り1時間に2本しか出ていないバスを待つのは辛いものがあります。待っている間に自分は何でこんなところにいるんだろうと考えてしまうからです。つまりなぜこうなる前に気がつかなかったんだろう、ということ。
・股関節痛、変形性股関節症に関していろいろネットで見てみると、本当に悩んでいる人が多いですね。多くの場合は女性です。日本女性に多い生まれつき寛骨臼の形成が不完全が原因がほとんどで私の場合のようなCAM変形はあまりないようです。PTやセラピストが手術しなくても変形性股関節症は治せるという動画にはコメント欄を見ると多くの患者がすがる思いで視聴しています。
私の場合も変形性股関節症に進行していくのか改善(進行が止まる)していくのか全くわかりませんがまた登山に行きたいので積極的にリハビリはしていくつもりです。
私も最近セラピストか柔道整復師なのかわかりませんがどこかの治療院の院長が書いた「変形股関節症は自然治癒できる」という本を見つけ思わず立ち読みをしました。
読んでいくとどうも私が罹った変形性膝関節症と同じと考えればよさそうです。簡単に言うと、変形性膝関節症は膝内の大腿骨と腓骨に骨棘ができて表面積を広くし、軟骨も変形し膝関節内で安定化させるように「変形していく」というものです。
これと同じようなことを股関節に関しても言っています。しかし、その安定化には時間がかかるそうです。確か5〜10年?ということでしたが個人差があるでしょう。これについては別の機会にもっと話せればと思っています。
もちろん手術しなければならない人(つまり骨棘が形成されない人)もいるようですから予断は許されませんが。
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